虫歯は歯科医療の中で最も多い病気です。虫歯は幼少の頃からかかる可能性があり、大人になってかかる人たちも沢山いらっしゃいます。
虫歯とは口の中の細菌が作り出す酸によって起こる歯の欠損状態のことです。
口の中には数えきれないくらい沢山の細菌が存在しています。
その細菌の種類や量によって虫歯になるかどうかが決定されます。
普段、口の中は中性の状態に維持されており、この中性の状態では虫歯にはなりません。
しかし、飲食物に含まれる糖質を摂取すると口の中の細菌が酸を作り出し、口の中が中性から酸性に変わっていきます。
口の中ではこの酸性の状態を中性に戻す力が働きます。
しかし、酸性状態が長く続くと虫歯になってしまうのです。
虫歯になると様々な変化が体に生じます。
まず分かりやすいのは痛みです。違和感程度の痛みから、食事も食べられなかったり、眠れなくなる場合もあります。
さらに、虫歯が進行して歯の神経にまで到達した場合は痛みだけでなく、ほかの歯にも悪影響があります。
進行した虫歯は歯並びや噛み合わせなどにも影響を与えてしまいます。
虫歯は、虫歯病原菌に侵された部分を取り除いたり、溶けた部分に詰め物を詰めたり、かぶせ物をすることで治療します。
当院では、麻酔の注射の前に表面麻酔を塗布して、麻酔液をゆっくりと注入したり、細い麻酔針を使用し、なるべく痛みの少ない治療を心がけています。
むし歯の段階(C1~C4)により治療法が異なります。
歯の表面のエナメル質が溶け始めた段階の虫歯です。
痛みがなく、ついつい放っておきがちです。
従来の場合ですとこの時点で直ぐに虫歯の部分だけを削除して、合成樹脂(レジン)を充填していましたが、当医院では現在はヨーロッパの虫歯を削る基準に則って判断しています。
虫歯の場所を患者さんにしっかりと口腔内カメラ等を使用して実際に観てもらい、その部分への清掃方法をお伝えして、御自身での自宅でのメンテナンス並びに、当医院で行う定期的なメンテナンスにより今まで以上の基準でより削らない治療を行なっております。(注:メンテナンスが途断えるとむし歯が管理できなくなる為、大きくなってしまう可能性があるので当医院での定期的なメンテナンスがしっかり行える環境が重要です。)
虫歯がエナメル質の内側の象牙質に達したものです。象牙質はエナメル質により軟らかい組織なので、むし歯の進みかたが速くなります。
C1 と同様に合成樹脂(レジン)を充填するか、範囲が大きい場合は削ったあとに歯型を取り、金属やセラミックの詰め物(インレー)を作り、欠損部を修復します。
削らないといけないレベルの虫歯になってしまったら極力再治療のリスクの低い詰め物をお勧めさせて頂いてます。
保険の銀歯やレジンの寿命は平均約5年~7年という文献が出ています。使えてはいるが詰め物の中が虫歯になっている可能性が高くなって来ます。
歯と詰め物は硬さが違うので徐々に隙間が出来てその隙間から虫歯菌が侵入する事で二次的な虫歯となります。これを無視すると柔らかい象牙質に侵入した虫歯は一気に神経まで感染していきます。神経を抜くと歯の寿命は約10年縮まります。
抜歯をできるだけ避けるにはこの段階で何を詰めるかによって抜歯を遠ざける事が出来ます。
オールセラミックインレー、オールセラミックオンレー、金歯など、各種取り扱っております。
虫歯が象牙質の内側の歯髄に達したものです。この段階では、歯髄に細菌が進入し激しい痛みを伴うことがあります。
歯髄の炎症が重度な場合は、歯髄組織を除去したあとで、根管内を消毒し、シーリング材を用いて充填します。
また、歯髄が死んでしまった歯はもろくなりますので、クラウンなどの被せ物をします。
症例によっては、MTAセメントや特殊な抗生物質を用いて歯髄を保存する処置を行う場合もあります。
この時点まで来てしまった場合は精密な歯の根の治療と適合の良い被せ物を入れる事で歯の寿命を大きく左右します。歯の根の中はラバーダム(ゴム製のマスク)を用いた無菌的な環境下で徹底的に歯の中を綺麗にして、またばい菌が侵入して来ない様に神経のお部屋に緊密な蓋をする事が重要となります。
歯の精密な根の治療:1根管2万円から
そして適合のより良い被せ物としてジルコニアセラミック、オールセラミック、金歯なども取り扱っております。
歯冠が溶けて無くなり、根の部分だけが残っている状態です。
C3の場合と同様に治療し被せ物をするか、やむを得ない場合は残った歯根部を抜歯します。
抜歯した部分は傷が治った後に、ブリッジ・部分入れ歯・インプラントなどの方法で補うことになります。
抜歯後の選択にはそれぞれメリットとデメリットがあります。それを充分にご理解の上で選択される事をお勧め致します。
当医院ではその説明に重きをおいて患者さんが納得して頂ける様に努めております。まずは本当に抜歯が必要なのかだけでもご相談下さいませ。
また抜歯後の処置によっては抜歯する時期を考慮しないと、抜歯した事によって難しいケースに陥ってしまう場合がありますので、出来るのならば、抜歯する前にご相談頂けると幸いです。
虫歯により、歯に穴があいてしまったら治療を行わないと治りません。
虫歯は早くに発見して早くに治療することが重要です。
しかし軽度の場合は歯を削らないで虫歯の進行を止めることが可能です。
歯に違和感を感じたら、我慢せずに当院にいらしてください。
当院では、できる限り患者様ご自身の歯を残すことができないかを最優先に考えて治療を行います。
虫歯により、歯を削る必要がある場合でも、削る部分を最小限にとどめ、歯の寿命を可能な限り長くできるように努めています。
虫歯はプラークコントロールをすることで予防できます。
プラークコントロールは虫歯の原因となる細菌を減らすことです。
歯科医院で歯のクリーニングや歯と歯の間のプラークを落とします。
根管治療は、歯科医療の中でもかなり高度で特殊な技術を求められる治療の1つです。
そのため当院では、より精密かつ確実な治療を患者様へ提供するために、マイクロスコープやCTといった先進的な医療設備を完備しています。
患者様の歯の寿命を延ばすために、症状に対する治療に加えて再発予防への取り組みにも力を入れています。
過去に根管治療を受けたけれど未だに痛みが続いている方、他院では治療が難しいと判断された方はぜひ一度当院へご相談ください。
根管治療とは簡単に、「歯の根っこの治療」「歯の神経の治療」を指します。
歯髄と呼ばれる歯の神経にまで虫歯が到達し膿が生成され、炎症や感染が生じている場合に傷んでいる神経を除去し綺麗にする治療です。
早いタイミングで精密な根管治療を行うことで、抜歯をせずに歯を残せる可能性が高くなります。
次のような症状に1つでも心当たりがある方は、根管治療が必要かもしれません。
…など
神経を抜いた歯には、しばらく痛みが出ることがあります。
そのため、処方された痛み止めは必ず療法容量を守って服用してください。
治療中の際、治療箇所で噛んだりすると仮詰めが取れたり歯が欠けたりする事があるので、気を付けて下さい。
また、治療箇所を叩いたりして痛みを確認する方がいらっしゃいますが、それは診断基準にならないので、とにかくあまり無理せずに優しくしてあげて下さい。
歯の神経を取り除く治療です。
むし歯や外傷によって神経にまで細菌感染が進み、保存が不可能と診断した場合に行います。
抜髄は生きている神経をやむを得ず抜く治療ですが、感染根管治療は死んでしまった神経を取り除く治療です。
汚染された神経・感染物を根管から徹底的に取り除く必要があり、抜髄よりも難易度が上がります。
根管治療を行った後に再感染してしまった歯や、現在受けている根管治療では症状が改善しない場合に、改めて行う根管治療のことです。
過去に詰めた充填剤を取り除き、再度滅菌処置を行います。
歯の内部から行う根管治療では感染部分を除去できない場合に、歯肉を切開して直接病巣を取り除く外科的な治療です。
マイクロスコープは、肉眼の最大20倍まで患部を拡大できる歯科用顕微鏡のことです。
マイクロスコープを使用することで、直径1mm以下の根管の内部にある歯の神経を、しっかりと目で見て確認することができます。
患部の状態を拡大するだけでなく明るく照らすことが可能なため、細菌の取り残しや根管を傷つけることを防ぎ再発リスクを大幅に抑えることができます。
また、必要に応じて患部の鮮明な写真や映像を撮影し記録することも可能です。
ラバーダムとは、治療中に口に被せるゴム製のシートを指します。
治療する歯だけを露出させ、たくさんの細菌を含む唾液を遮断できるため、清潔な環境で根管治療を行うことが可能です。
ラバーダムを採用している歯医者はまだ少なく、先進の治療です。
当院では、口腔内を3Dで確認することができる歯科用CTを導入しております。
歯だけでなく、顎や上顎洞(鼻の空洞)、粘膜の状態、病巣などを確認することができます。
患者様一人ひとり根管の形は異なるため、歯の内部までしっかりと確認することが再発防止に繋がります。
超音波スケーラーの先につける細い器具で、根管内の洗浄を効率よくかつ安全に行うことができます。
まずは、根管の治療を正確に行うために歯科用CTによる精密な検査を実施し、根管の状態を3Dの情報で確認していきます。
通常のレントゲンだけでは分からない側枝(歯根の一部)の存在も確認することができます。
この工程で細部に溜まっている膿の状態をみていきます。
そして検査結果を元に、表面的な虫歯の部分を除去し口腔内環境を整えていきます
虫歯によって細菌感染を起こしている神経を掻き出していきます。
歯根に溜まった細菌を十分に除去するため、清掃と消毒を数回に分けて繰り返していきます。
この工程で細菌の取り残しがあると、再治療のリスクが高まるため丁寧に治療を進めていきます。
神経を失った歯は再感染のリスクが高まるため、細菌の侵入を防ぐために「充填剤」と呼ばれる薬剤を流し密封します。
歯科用のセメントを隅々までに流し、細部まで空洞を埋めていきます。
虫歯を除去したことにより、歯冠部分が大きく損失していることがほとんどです。
そのため、被せ物を装着し噛み合う歯との調整していきます。
根管治療を行った箇所が再感染を引き起こさないように、定期的なメンテナンスが大切です。
プロフェッショナルケアで再発リスクを最小限に抑えていきましょう。
前歯 | 33,000円 |
---|---|
小臼歯 | 66,000円 |
大臼歯 | 99,000円〜132,000円 |
歯周病とは歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。
歯が抜け落ちてしまう?
歯周病とは、歯茎が出血したり化膿することにより、歯が抜け落ちてしまう病気です。
また、歯みがきをしてもなかなか取ることが出来ないしつこい口臭の原因にもなります。
歯周病の原因は一昔前まではほとんど解明されておらず、一度発症してしまうと治る見込みのない口の病気と考えられていました。
しかし、近年の医療技術の進歩によって歯周病の原因が口内菌と言う口の中に生息する菌であることがわかりました。この菌が異常に繁殖することによって歯周病は起こってしまいます。
現在では、歯石を専用の機械を使って取ったり、歯磨き粉を市販の物よりも殺菌作用が高いものにすることで治療することができます。
歯周病になってしまうということは、口の中が雑菌が繁殖しやすい状況になっているということです。
歯を磨いていても歯石や歯垢をはじめとする歯の汚れが十分に取り除かれていないことが原因として挙げられます。
歯周ポケット診査、レントゲン撮影、口腔内写真撮影を行います。
歯周病の原因は1人1人異なりますので、治療していく前に検査を行い、1人1人に適した治療を行っていきます。
歯周病の原因は歯垢(プラーク)なので、プラークを除去し付きにくくすることが治療の基本となります。歯科衛生士による歯みがき指導や歯間ブラシ、デンタルフロスなどで改善をはかります。
簡単に落とせる歯石やプラークを落していき、検査にて改善を確認します。軽度の歯周炎の方はここまでで治療が完了します。
中等度~重度の歯周炎の場合、歯石が深くまであるため取りきれません。
このような場合は外科的な治療が必要となります。
麻酔をしてから歯肉の切開をし、歯と歯肉の間に溜まっていた歯石や歯垢(プラーク)除去します。
口の中の細菌を完全になくすことは難しく、歯周病は再発し易いので、治療完了後も定期的なメンテナンスが必要となります。
再発防止には患者さん自身による歯垢(プラーク)のコントロールだけでなく、定期的に歯科医師や歯科衛生士による継続的な検診や治療を受けることでかなり良い状態にすることが可能です。
まだ骨を作る方法があります。
重度の歯周病の場合は当医院では歯周病で吸収してしまった骨をエムドゲインなどを用いて外科的な処置により人工的に再生させて歯を残す治療を行えます。
もちろん骨の吸収の度合いにもよりますが、可能な場合は再生治療により抜歯を避ける事ができる事があるので、是非一度ご相談下さいませ。
1エリア:5万円~
歯周病になると、歯茎の化膿や出血だけではなく歯茎自体に大きなダメージを与えてしまい、歯茎が弱ってしまいます。
その結果、歯茎が歯を支える事が出来なくなり、歯根が大きく見えてしまうと言うことがあります。
最悪の場合、歯を支えている骨が吸収して歯を抜かなければならなくなってしまいます。
歯周病とは歯茎の病気ではなく、「骨の病気なのです!!」
また、歯の本来の色が失われ、黄ばんだり茶色く変色してしまうこともあります。
歯周病の発症の疑いがあると思ったら歯周病治療を始めることをお勧めしております。
歯周病が進行すると、顎の骨や歯根膜などの歯周組織が溶かされていきます。従来の歯周病治療は、感染の原因物質を除去して治癒を促すものであり、すでに溶かされた歯周組織の再生は難しいと考えられていました。
しかし現在では、エムドゲイン(特殊なタンパク質)によって、歯周病によって溶かされてしまった歯周組織を再生させる「歯周組織再生療法」が可能になりました。
エムドゲインは、エムドゲインゲルという薬を患部に塗ることで、本来備わっている骨の再生能力を発揮させる治療法です。歯の発生時に重要な働きをする特殊なタンパク質を利用して、破壊された歯周組織の再生を促します。
エムドゲインゲルは世界40ヶ国以上で使用されている、安全性の確認された生体材料です。
全世界で100万症例以上に使用されていますが、エムドゲインゲルに直接起因した不具合報告は1例もありません。日本の学会でも、その有用性がエビデンスとして報告されています。なお、エムドゲインゲルは厚生労働省の認可を受けた治療法ですが、健康保険は適応されません。
再生療法費用 エムドゲイン 1歯 55,000円~110,000円(税込)
※症状よって費用は変わりますので、先ずはご相談ください。
LAPTとは、アメリカ西海岸で生まれた技術であり、レーザーを用いた新しい歯周病の治療法です。
数ある種類のレーザーの中でも最新のダイオード(半導体)レーザーを使用し、歯周病の原因である細菌を除去します。
レーザー光を照射することにより、歯周病細菌を除去し、その後炎症を起こしている組織を除去します。
そうする事で、歯茎の再生や回復を促します。
薬液を歯周ポケットに塗布し、 細胞壁に浸透させる。(2分程度) その後に口を漱ぎます。 |
レーザーを照射 | 活性成分は、 レーザーを通して活性化されます。 染まったバクテリアは消滅します。 |
インドシアニングリーンを主成分としたバイオジェルで細菌壁を染色し、810nm波長帯のレーザー光と化学反応させ、発生した酵素によりバクテリアの細胞壁を破壊します。
歯茎からの出血なし・不快感はありません。
予防歯科では、むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、それらの病気を予防するための治療を行います。病気になってから治療をしたとしても、失ってしまった歯や歯ぐきは元には戻りません。
だからこそ、しっかり予防していくことが大切なのです。
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、訳すと「専門家による機械を使った歯の清掃」という意味になります。
様々な専用機器を使用して、虫歯や歯周病の最大の原因である「バイオフィルム(歯の表面についた細菌のかたまり)」や歯垢・歯石を除去していきます。あくまで歯のクリーニングなので、ドリルなどで歯を削ることはありません。
普段の歯磨きでは除去できない汚れが取れますので、爽快感を味わうことができます。バイオフィルムは約3ヶ月で再生されると言われていますので、定期的なPMTCをお勧めしています。
医院で歯に高濃度のフッ素を塗布します。
フッ素を定期的に歯の表面に塗布する事で、むし歯になりにくい歯を育てていきます。
十分な効果を得るためには、年に3~4回のフッ素塗布を行うことが理想です。
歯のエナメル質を硬くすることで、虫歯の原因菌が作り出す酸に強い歯を作っていきます。
酸で溶けてしまった虫歯になりかけた部分をもとに戻す、唾液の再石灰化作用を助けます。
虫歯の原因菌の活動を抑えて、歯を溶かす酸が作り出される量を抑制することができます。
唾液検査によって、お口の中の細菌の種類や数、唾液の質と量などを調べて、患者様に効果的なむし歯予防法をご提案します。
自分の虫歯に対するリスクを知ることで、自分にあった予防を行なっていくことができます。
毎日のブラッシングをしっかりと行えば、虫歯や歯周病の発生率を下げることができます。
ただし、歯ブラシだけでは歯間の汚れを取ることが難しいので、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってしっかりと汚れを除去することが理想です。
ご希望があれば、正しいブラッシング方法の指導も行っております。
虫歯や歯周病の治療を除く、口内やその周囲の疾患を対象とする外科処置を行う診療科です。顎関節症、親知らずの抜歯(埋伏などの難しいケースの抜歯も含む)、抜歯した親知らずを利用した歯牙移植などを行っています。
顎の関節周りの何らかの原因で、顎が鳴ったり、痛みや口が開かないなどの機能低下が起きることを言います。肩こり・頭痛・難聴・めまい・食欲不振などの症状が出てくる場合もあり、生活に支障をきたします。
生活習慣病的な部分が大きいため、歯ぎしりや偏咀嚼などの悪習癖や取り除く、患者自身が行うセルフケアが治療の中心となります。その他には薬物療法、原因となる噛み合せの矯正、関節腔内を洗浄、内視鏡下での外科的手術などの方法によって治療を行なうこともあります。
一般的に17~30歳頃に生えてくる前歯から数えて8番目の歯のことをいいます。永久歯の中で一番最後に生えてくるためスペースがなく、横や斜めに傾いたり、骨の中に埋まったまま生えてこない場合があります。
このような親知らずは腫れたり隣の歯まで虫歯になることが多く、トラブルの原因になりがちですので、抜歯した方が良いでしょう。
当院ではボトックス注射を治療に取り入れています。
ボトックスと聞くと美容外科の印象をお持ちの方も多いと思いますが、
実は食いしばり・歯ぎしり治療は強い食いしばりや、歯ぎしりで悩まれている方に対しても効果的な治療方法と言われています。
食いしばり・歯ぎしり治療とは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の1種でアセチルコリンの分泌を阻害し、筋肉の働きを柔らかく緩めた状態にする効果があります。
強い歯ぎしりや食いしばりが続くと、歯根が割れたり、ひびが入ってしまい、治療後の歯や、健康な歯でも抜歯をしなくてはいけないケースがあります。
また、歯ぎしりや食いしばりが原因で強い偏頭痛や肩こり、めまいを引き起こしたり、身体全体に影響することもあります。
顎の咬み合わせ部分の咬筋(こうきん)にボトックスを注射することで、強い顎の筋肉を緩めることができ、歯ぎしりや食いしばりを緩和する効果があります。
また、症状の1つである肩こりや偏頭痛が解消されるだけでなく、エラの張りや首のむくみも解消して顔全体の印象がすっきりとした印象になります。
特に歯ぎしりや食いしばりをされている方は、常に歯に体重の1.5倍ほどの力が加わっていると言われており、エラの張りは頬にある咬筋が過剰に発達するための要因もあります。
当院ではそういった歯ぎしりや食いしばりの緩和にボトックスを使った治療を行っています。
効果は3~6カ月続くと想定されています。
効果がなくなる前に再度食いしばり・歯ぎしり治療を行うことが理想的ですが、歯ぎしりなどの習慣的な症状は数回の食いしばり・歯ぎしり治療で解消されることもあります。
※個人差もありますが、注射による内出血、またはあざになる可能性があります。
※張っている箇所に注射をするため、多少痛みがあります。(筋肉注射のような痛み)
食いしばり・歯ぎしり治療 | 33,000円(税込み) |
---|
小児歯科では、赤ちゃんが生まれてから永久歯が生え揃うまでの、口腔内の治療や予防を行います。
むし歯や外傷の治療だけでなく、歯磨き指導・食事指導やフッ素塗布も行っています。
乳歯のむし歯でも「そのうち永久歯に生え変わるから」と治療しないでいると、永久歯に悪い影響を及ぼすことがありますので、放置せずに治療を受けるようにしてください。
乳歯の時期は、おやつや甘い飲み物の与え方、歯磨きの方法などに問題があると非常にむし歯になりやすいので、お母様お父様にも虫歯予防に関心を持って頂きたいと考えております。
また、問題の早期発見のため、幼稚園や学校での集団検診だけでなく、半年に1度は歯科医院で検診を受けて頂くことをお勧め致します。
フッ素には歯の質を強くしたり、むし歯菌の働きを抑える効果があります。
フッ素を定期的に歯の表面に塗布する事で、むし歯になりにくい歯を育てていきます。
歯には複雑で細かい溝があり、特に奥歯は歯みがきをしても汚れを完全に取り除くのが困難です。
そこで、溝の中にむし歯菌が入り込まないように、溝の部分をプラスチックで塞いで虫歯予防をします。
小児歯科ではお子様になるべく痛い思いをさせないことが重要と考えています。
お子様が歯の治療で痛い経験をすると生涯「歯医者嫌い」になってしまい、大人になってからも、歯や口に問題が起きた時に重症化するまで放置するようになってしまうからです。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | / | / |
14:30~18:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | / | / |
※最終アポイントメント
平日17:30 土曜日16:00
▲・・・土曜日の診療時間は
10:00~13:00/14:00~16:30です
お仕事帰りのご帰宅途中にも
無理なく通っていただけます。