おはようございます☀

先週の連休中に勉強会に参加して来ました。

今回は咬み合わせと歯周病についてでした。

歯周病学的には実は咬み合わせと歯周病に相関関係はないと明確に発表されているのですが、実際現場に立っている臨床医の先生のほとんどは関係あると思っているのが現実です。例えるならばぬかるんでる土地に力を加えたら地盤沈下起こす様なイメージです。

しかし歯周病学会が主張するものとしては明確に関係ないという事でしたが、ここでの条件はプラーク（歯垢）が無い条件下という事でした。ここで臨床医の先生は「？」となるはずです。

お口の中でプラークを無くすという条件はあり得ないのです。歯周病学的にはプラークコントロールレコード（PCR）を20%に抑えるというのが大事なんですが、歯科医師でさえ自分の口の中をその数値にするのは至難の技と言えるでしょう。30%でぎりぎりというところです。とにかく0にするというのはあり得ないという事です。現場に立つ我々臨床医は机上の空論のお話をされても困ってしまいます。

今回は基礎の基礎に立ち戻り学生時代に習った道具の管理も勉強しました。これは普段ならば衛生士さんが行う事ではあるのですが、当然歯科医師も知っておかなければならない事ですが、意外とみんな衛生士さんに任せてしまって自分で出来ない先生も多いのではないでしょうか？

やらないとやれないは全然意味が違うので、我々歯科医師も当然出来なくてはなりません。臨床医として卒業してから15年ほど経ちましたが、やはり定期的に基礎に立ち戻るという事は大事ですね。

今回もとても勉強になりました。残すところ年間コースもあと1回で終わりになってしまいます。とても勉強になるコースなので寂しいですが、来年は来年で出るコースが決まってるので、楽しみにしております。