2017.08.22勉強会に行って来ました
こんにちは院長の石川です。
先週の土日の二日間コースの勉強会に行って来ました。今回は「ダイレクトボンディング」の勉強会で、保険外用のコンポジットレジンの知識と手技向上のための物でした。コンポジットレジンとは保険でも適応の物で、治療回数が一回で治療を終える事が出来る素材でさらに白い物なので患者さんには喜んでもらえるのですが、適応をしっかり選ぶ事と技術としっかりとした治療のための準備が行われてないと、一回で終わったのに結局またすぐに虫歯になってしまうという恐い代物なのです。
まず準備としては術前の歯の色の十分なチェックです。光の加減や方向や角度により同じ白でも全然違うのです。そして防湿や隣在歯と隔てることなど様々な準備がなされて初めて治療を行なえるのです。ただ問題はここからです。保険のコンポジットレジンとは大きく違うのはより審美的に仕上げるにはコンポジットレジンと歯の境目がわからない様に行う必要があるこのなので実は削る量は保険の時より多いのです。それだけ聞くと患者さんはきっと歯を削るのは悪い事ではないか?」とそこだけに注目してしまいやすいが、結局削らない様にした所で薄くなりすぎてしまった歯は割れてしまうのです。もし大事大事にして削った歯をケースや額縁にでも入れておいてもらえるなら我々はとても楽なのですが、残念な事に歯は毎日使うのです!!!!ここはとても大事なポイントなのです。いかに永く壊れない様に使え、綺麗に保てるかを我々は考えなければならないのです。
写真2の一番後ろから二個目の歯に穴が空いてるのが見えるとお思います。これを写真3では僕が今回の実習で埋めました。これだけ綺麗に詰めれるのはやはり手間と時間がかかるので保険では難しいと思いました。出来る限り保険の中でも綺麗にやりたいと心掛けていますがこのレベルは確実に保険では出来ません。それでもうちは小窩裂溝といって歯の溝を保険でも作る方なのでまだいい方だと思いますがそのままレジンの塊をブチュッといれてお終いの所もたくさんあると思うとまだ全然良いと思いますが。
今週末はUSC(南カリフォルニア大学)の勉強会があるのでそれもとても楽しみにしています。