2018.03.291年コースの勉強会を遂に卒業して来ました。
こんにちは院長の石川です。
先日1年通い続けた経営の勉強会を無事に卒業してきました。経営といっても歯科のに限ったものでなく卸や製造業など様々な物も学べるところで、1年同じ仲間達と授業や実習をして「経営とは」を学んで来ました。
我々歯科医は歯については学校で教えてもらえるが、経営については全く習いません。昔は歯科の保険の点数も良かったので昔の先輩達は国によって保証されているので潰れる歯医者なんてほとんどなかったのですが、今現在は皆様も御存じのように歯医者の数はコンビニの数を超えています。競争社会なのです。データを見ると一日に一軒現在歯医者は廃業している状態です。
質の良い治療を御提供出来れば歯医者は潰れないと信じていますし、これからもそれを目指していきますが、それだけでは今は廃業してしまう時代になってしまったのです。
経営の軸になる「満足度」、「回転率」、「ローコスト」をクリアしたらうまくいきますが、私達は患者さんという人間の体を触らせて頂いている仕事なので回転率を上げて野戦病院の様な回す治療や、コストを最大限まで落として材料費代を浮かしたりもできますが、僕は自分や家族にそんな治療を受ける事を望んでいません。今の医療保険制度は治療を行なわなければ「お金」になりません。しかしそれは患者さんの為に必ずしもなる訳ではありません。
前述の「満足度」を上げる事が一番大切な事だと僕は今回の勉強会で学びました。患者さんが心配や不安を抱えて来て下さる中で、いかに満足して帰って頂けるかを今後も考えて精進して参りたいと思います。
経営とは何かと一言でまだ表す事は出来ませんが。自分が切磋琢磨して時代の先を読みそれを形にしていく事ではないかと思いました。
P.S.歯医者はコンビニの数よりも多いと言いましたが、それは1980年代からずっとなんで、最近になって始まった事ではないんですよ。