2019.04.25いつもお世話になってる技工所にスタッフ全員で見学に行って来ました
先日患者さんの銀歯や入れ歯などを作って頂いている技工所にスタッフ全員で見学に行って来ました。僕達は患者さんのお口の中の健康を維持するためのチームなので、ずっと開業以来いきたいと思っていたのですが、なかなか実現できなかったのですが、ついに訪問させていただく機会を作れたので行って来ました。
大学で僕や河畠先生は作り方を勉強したり、実際に作ったりする授業や実習もあったので、大体は知ってるつもりだったのですが、時代は思っている以上に進んでました!衛生士さんや助手さんも実際に目の前で見学するのは勉強になったと思います。また知識や技術的な事だけでなく、いつも手紙や電話だけでやり取りする事が多いのですが、実際に作り手の顔見たりお話させてもらう事でより密な関係を構築できると思い、企画しました。技工所のウェイドの社長の木下さんのおもてなしで我々の訪問に備えて、ウェルカムボードも作ってくださってて、とても感動しました。
技工士さんは元来、ずっと机に向かって仕事する方が多い事や、職人気質の方が多いので、コミュニケーションがやや苦手の方が多いのが特徴ですが、ここの技工士さんはみんな若くて明るいとても素敵な職場でした。木下さんが出来るだけ技工所にこもらせない様にさせている努力が報われているのか、皆さんよくお話されるのでとても良い環境で見学ができました!!
この経験は僕達だけでなく技工士さんの方達にもとても経験になってくれたみたいです。技工士さんの数は年々減少して来ていて、10年後には消えてしまう職業の一つとも言われています。その証拠に去年の技工士学校の入学者数が全国で1000人を切ったそうです。これからは確かに人間が作るというよりコンピューターが作る時代になって来てます。しかし技工士さんが最後少し修正して皆さんのお手元に届いているケースがほとんどです。やはり最後は熟練した職人の手がまだ必要なのです。これからのクラウンは先生が削ったら削った歯医者自らや衛生士さんなどがパソコン上で歯をデザインしてそれを機械が作っていくのが当たり前になりますが、やはり僕は日本の技工士さんの技術の高さはどこかで必ず必要になると思っています。
歯医者の中でも知らない先生も多いと思いますが、日本の技工士さん達は学校を出ていますが、アメリカなどでは学校を出る必要はないのです。要するに日本の技工士さん達はとてもレベルが高くて、即戦力になるのでとても重宝されているのです。
これからも長い付き合いになると思いますが、お互いに切磋琢磨しながらより良い関係を築いていきたいと思いました。